2020ヴィンテージより1級畑に格付!
テロワールが語りかけるビオロジックのプイィ・フュイッセ!
マコネ地区ヴェルジッソン村ラ・ロシュのコミューンの近くにドメーヌを構えるドメーヌ・バローは、1890年から5世代続く家族経営のドメーヌで、現在マコン、プイィ・フュイッセ、サン・ヴェランのAOCに跨る8.5ヘクタールの自社畑から素晴らしい個性を備えた凝縮感のある肉厚でジューシーなワインを手造りでリリースしています。マコネ地区で最も歴史が長く、最も偉大なドメーヌの1つとされる作り手です。
1982年に4代目となるダニエルとその妻のマルティーヌとともに自身のドメーヌ「ダニエル&マルティーヌ・バロー」立ち上げ、2006年には5代目を担うジュリアンのドメーヌ入りに伴い「ダニエル&ジュリアン・バロー」へと世代交代。そして2017年よりラベル表記はドメーヌ・バローへと変更され新たなスタートを切っています。プイィ・フュイッセ、サン・ヴェラン、マコン・ヴェルジッソン、マコン・シャントレなど4つのアペラシオンに合計8.5haのブドウ畑を所有し、テロワールを尊重するという目的のもとワイン造りを行っています。
「プイィ・フュイッセ 1er ラ・マレショード クロ・ラ・ヴェルシェール」は、南向きの斜面を持ち、土壌は小石や岩屑と、泥灰土を含む石灰岩質土壌が交互に層を成しています。1947~1969年に植樹された平均樹齢 60~70年の古木は、豊かなミネラル香と柑橘系果実のアロマを湛えた卓越したワインを生みます。酒齢の若いうちから格別な味わいがお楽しみ頂けますが、素晴らしい熟成力を備えています。
2020年にマレショードが1級格付けに昇格しました。このワインはずっとラ・ヴェルシェールとして知られていましたが、ヴェルシェールのアイデンティティを守りたいということで、この名前が付けられました。バロー家の前にある区画で、美しい緩やかな斜面にあります。非の打ちどころがなく、本当にチャーミングで広がりのあるテクスチャーです。
AOCプイィ・フュイッセに1級格付けが誕生
2020年ヴィンテージよりプイィ・フュイッセに一級格付けがなされる事になりました。プイイ・フュイッセのプルミエ・クリュの承認申請は2010年に行われ、以来プイィ・フュイッセの生産者とINAO(国立原産地名称研究所)は10年をかけて、それぞれの区画に対し、評判や区画の使用状況、個性が調査され、細部まで検討されてきました。200を超すクリマの中からプルミエ・クリュの選定を進め、アペラシオンの24%にあたる194haの22クリマがプルミエ・クリュに認定。ドメーヌ・バローではフラッグシップであるアン・ビュランはプルミエ・クリュには含まれませんが、En France、Les Crays、La Marechaude、Sur La Rocheと4つの区画がプルミエ・クリュに昇格しました。
テクニカル情報
産地:ブルゴーニュ南部マコネ地区ヴェルジッソン村(AOCプイィ・フュイッセ)
品種:シャルドネ100% 平均樹齢60~70年(植樹:1947~1969年)
土壌:小石や岩屑から成る土壌と泥灰土を含む石灰岩質土壌が交互に層を成す。
畑の標高:320~330メートル
醸造:新樽率20%の樽で12ヶ月熟成させた後、澱引きし、ステンレスタンクで更に3ヶ月熟成。
DOMAINE BARRAUD Pouilly Fuisse 1er Cru La Marechaude Clos La Verchere
ドメーヌ・バロー プイィ・フュイッセ プルミエ・クリュ ラ・マレショード クロ・ラ・ヴェルシェール
生産地:フランス ブルゴーニュ マコネ プイィ・フュイッセ
原産地呼称:AOC. POUILLY FUISSE
ぶどう品種:シャルドネ 100%
アルコール度数:13.5%
味わい:白ワイン 辛口
VINOUS:(93-95) ポイント
(93-95)pts Drinking Window 2025 - 2045 From: Moving On Up: Maconnais 2021 & 2022 (Aug 2023)
The 2022 Pouilly-Fuisse Clos la Verchere La Marechaude 1er Cru comes from limestone and marn soils that Julien Barraud explained are structured like a millefeuille for six meters, ergo, very resistant to hydric stress. This has a precise and focused bouquet with yellow fruit, lanolin, desiccated orange peel and pressed white flower scents. The palate is medium-bodied with a very elegant opening. The purity is striking, with perfectly pitched acidity and a persistent, quite mineral-driven finish. This will be irresistible, yet it will age for many years. - By Neal Martin on June 2023
Due to the vines being located on higher contours, they tend to ripen later, leading to slightly fuller, weightier wines, and yet in some cuvees such as the Premier Cru En France, they still manifest an engaging strictness and linearity, even in a warmer vintage like 2022. “We picked from August 25 to September 5,” Barraud explains. “It is a very pleasant vintage, perhaps with less acidity than 2021, but very easy to drink. I think the wines will be drunk rapidly.” With longer maturation periods than others, these wines were all tasted in barrel and are very promising. That is something that I expected from this excellent producer.